終戦後、シベリアをはじめとする旧ソ連やモンゴルの酷寒の地において、乏しい食糧と劣悪な生活環境のなか、過酷な労働に従事させられた“戦後強制抑留者”は57万5千人にのぼります。
画家・宮崎静夫(1927-2015)は14歳で満蒙開拓青少年義勇軍に入り、17歳で関東軍に入隊、終戦後はシベリアのコムソモリスクなど7か所の収容所を転々として、4年間の抑留生活を体験しました。帰国を果たした宮崎は1970年代から、満州(現・中国東北部)で亡くなった満蒙開拓青少年義勇軍の仲間や、シベリア抑留で命を落とした戦友たちへの鎮魂をテーマにした作品を描きはじめました。本展では、平和祈念展示資料館が所蔵する宮崎作品の中から15点の絵画を紹介します。これらの作品には、若くして亡くなった友を悼む画家の想いが込められています。

◆チラシPDF版は こちら

日 時令和3年2月10日(水)~16日(火)
9:00~17:00
会 場九段生涯学習館 2階 九段ギャラリー
東京都千代田区九段南1-5-10
入場料無料
後 援千代田区
協 力昭和館、しょうけい館
※ご来場の際には、皆さまが安全にご覧いただけるよう、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策にご理解とご協力を賜りますようお願いいたします。 また、混雑した場合には入場制限を行うこと、状況により開催中止あるいは期間短縮とさせていただく場合があることを予めご了承ください。

宮崎静夫 略年譜

1927(昭和2)年10月熊本県小国町に生まれる
1942(昭和17)年3月満蒙開拓青少年義勇軍に入隊
1945(昭和20)年5月関東軍に入隊
   〃   10月武装解除後、シベリアに4年間抑留される
1949(昭和24)年8月舞鶴港に引揚げ
1957(昭和32)年洋画家・海老原喜之助に師事
2008(平成20)年熊本県芸術功労者に選ばれる
2010(平成22)年第69回 西日本文化賞受賞
2015(平成27)年4月逝去、享年87
■■昭和館・しょうけい館との連携企画■■
九段生涯学習会館に近接している昭和館、しょうけい館では、この特別展示と連携した企画を実施します。

昭和館
ニュースシアターでのシベリア抑留に関するニュース映画などの上映のほか、図書室では関連書籍の紹介コーナーを設置します。
※2月15日(月)休館 ※2月16日(火)図書室休室
●昭和館の情報はこちら

しょうけい館
シベリア抑留を体験された戦傷病者の方の証言映像を上映するほか、手記などの関連図書を図書閲覧室で紹介します。
※2月15日(月)休館
●しょうけい館の情報はこちら

◆同時開催
当資料館にて、「宮崎静夫展―鎮魂を祈る―」を開催しています。
ぜひ新宿にも足をお運びください。
詳しくはこちら

《虜囚》(1984年)
《永久凍土(死者の船)》(2002年)
《十五歳、刻の流れの中で》(2011年)
《父と子の1942年》(1991年)