アニメ「キクちゃんとオオカミ」


昭和20(1945)年の満州(現・中国東北部)からの引揚げ途中、病気のため置き去りにされた少女と、少女を救った一匹のオオカミの交流を描いた作品。
原作は野坂昭如作、戦争童話集「年老いた雌狼と女の子の話」。(45分)
平成20(2008)年公開 ©ケイツー/シンエイ

  • 4月29日(金・祝)  11:00~
  • 5月4日(水・祝)  11:00~

アニメ「お星さまのレール」


女優小林千登勢さんの実体験にもとづく物語で、昭和15(1940)年から昭和21(1946)年まで、朝鮮半島を舞台に主人公チコの目を通して、植民地時代から敗戦、そして進駐軍監視下の生活から日本への引揚げの体験を綴った作品。(76分)
平成5(1993)年製作 ©T&Kテレフィルム

  • 4月30日(土)   11:00~
  • 5月5日(木・祝) 11:00~

映画「異国の丘」


抑留者の間で歌われていた𠮷田正作曲「異国の丘」をモチーフとした、抑留者の日本送還に関する米ソ協定が成立した頃の様子を描いた作品。(90分)
原作:芹沢光治良「夜毎の夢に」(真光社 1948年刊)
昭和24(1949)年公開
監督:渡辺邦男 出演:上原謙・花井蘭子・𠮷田正ほか。 ©国際放映

  • 4月30日(土)  14:00~

アニメ「ビルマの竪琴」


舞台は太平洋戦争末期のビルマ(現・ミャンマー)。戦争が終結し、収容所生活を経て日本へ帰国(復員)する兵士たちと、帰国を断念した上等兵の姿を描いた作品のアニメ版。(47分)
原作:竹山道雄「ビルマの竪琴」(中央公論社 1948年刊)
昭和61(1986)年公開 ©NIPPON ANIMATION CO., LTD

  • 5月1日(日) 11:00~
  • 5月6日(金) 11:00~

アニメ「戦争が終わった夏に 1945・樺太(サハリン)


終戦の夏の昭和20(1945)年8月22日、樺太からの引揚者を乗せて小樽港に向かっていた3隻の船が、留萌沖で国籍不明の潜水艦の砲撃を受けて沈没、1,708人が海底に消えた実話に基づく長編アニメーション映画。(77分)
平成2(1990)年公開
原作・脚本・監修:千野皓司 企画・制作:米川巧真 永谷保彦
総監督:青木雄三
©樺太引揚三船遭難遺族会・アーバンプロダクト

  • 5月2日(月)  11:00~
  • 5月7日(土)  11:00~

映画「樺太 1945年夏 氷雪の門」


敗戦間際の樺太にソ連軍が侵攻を開始し、8月20日真岡の町に上陸。緊急の電話連絡を受信するため、職場にとどまった9人の女性電話交換手の悲劇を描いた作品。 (120分)
原作:金子俊夫「北海タイムス連載 樺太1945年夏 樺太終戦記録」
昭和49(1974)年公開
監督:村山三男 出演:二木てるみ・岡田可愛・藤田弓子ほか
©「氷雪の門」上映委員会

  • 5月2日(月)  14:00~

アニメ「満蒙開拓と少年たち 蒼い記憶」


長野県と満州(現・中国東北部)を舞台に、満蒙開拓青少年義勇軍に志願した少年の目を通して、戦中から終戦までの満蒙開拓の様子を描いた作品。(90分)
原作:まさきまき・満川尚美「蒼い記憶」(漫画シリーズ戦争 第1巻 草土文化 1991年刊)
平成5(1993)年公開 ©満蒙開拓・映画製作委員会

  • 5月3日(火・祝) 11:00~
  • 5月8日(日)   11:00~

ドキュメンタリー「葫蘆島大遣返 日本人難民105万人 引揚げの記録」


当時の数少ない記録写真や中国の協力による現地調査や関係者の証言をもとに、満州(現・中国東北部)に居留していた在留邦人105万人の引揚港となった葫蘆島を描いた作品。 (102分)
製作・脚本・演出:国弘威雄 演出・編集:松井稔
写真:飯山達雄 監修:新藤兼人 ナレーター:久野綾希子
平成9(1997)年度作品 ©葫蘆島を記録する会

  • 5月6日(金)  14:00~

ドキュメンタリー「大本営最後の指令~遺された戦時機密資料が語るもの~」


長野県大町市のに保管されている、大本営からの焼却処分命令を逃れた200点以上の戦時機密資料。 徴兵制度のもとで人々は、どのように兵士として動員されていったのか、 民家の蔵に眠っていた兵事資料から徴兵制度の謎をひもとく作品。(90分)
平成24(2012)年製作
製作:吉丸昌昭 監督:長尾栄治 ©ユニモト

  • 5月7日(土)  14:00~
平和祈念展示資料館 (総務省委託)