戦争と平和について考えていただくため、ご家族で楽しみながら学べる夏休み企画を行います。
戦後80年を迎える今夏、ぜひ帰還者たちの記憶ミュージアムにご来館ください。
日 時 | 2025年7月19日(土)~8月31日(日) 9:30~17:30(入館は17:00まで) 休館日:毎週月曜日、7月22日(火) ※7月21日(月・祝)、8月11日(月・祝)は開館 |
料 金 | 無料 |
会 場 | 帰還者たちの記憶ミュージアム(平和祈念展示資料館)ビデオシアター |
後 援 | 新宿区、新宿区教育委員会 |
◆チラシPDF版はこちら。
戦争体験者のおはなしを聞く
■体験者による語り部お話し会[ライブ中継]■
日時:7月20日(日)、8月11日(月・祝) 14:00~(約60分)
リモートで語り部と当館ビデオシアターをつなぎ、ライブ方式でお話し会を開催します。語り部はリモート出演になります。
お話し会の詳細はこちら。
※後日、当館公式YouTubeチャンネルにてアーカイブ配信を予定。
■一人芝居「花模様の着物を着て逝った芳子」■
日時:8月17日(日)、23日(土) 14:00~(40分)
敗戦の混乱のなか、満州(現・中国東北部)から日本へ引き揚げる途上で、ある言葉を残して4歳の娘は亡くなった…。我が子の手を取りながら、命がけの逃避行を体験した母親の手記を、劇団キンダースペース制作による一人芝居として上演します。
原作:大島一恵(『平和の礎』選集5所収)
出演:榊原奈緒子(劇団キンダースペース)
演出:原田一樹(劇団キンダースペース)

榊原奈緒子(さかきばら なおこ) 俳優・声優。2002年、オフィス薫主宰村松康雄氏に師事。2003年、劇団プレイヤーズステーション入団。2005年、オフィス薫所属(~2008年)。2008年、プロダクション・エース所属。2014年、劇団キンダースペース主宰演出家原田一樹氏に師事、入団。舞台出演作品に「カッサンドラたち」、声の出演作品に海外ドラマ「大草原の小さな家4K版」など。 原田一樹(はらだ かずき) 劇作家・演出家。1979年、青年座演出家鈴木完一郎氏に師事。1985年、劇団キンダースペース設立。1990~91年、ACCグランティN.Y.滞在。演出作品に「新・復活」(原作トルストイ・島村抱月)など。 |
■亡き父の証言を朗読「戦争に奪われた青春~少年兵のシベリア抑留体験」■
日時:8月9日(土) 14:00~ (60分)
語り部として活動された故・猪熊得郎さんの子息で俳優の猪熊恒和が、今は亡き父の体験をギターとバンジョーの生演奏と共に朗読で伝えます。
原案:猪熊得郎(「語り部お話し会」記録より)
出演:猪熊恒和(劇団燐光群)/演奏:スーマー(弾き語り)


猪熊恒和 (いのくま つねかず) 俳優。1984年燐光群入団。「屋根裏」「だるまさんがころんだ」など舞台出演の他、映画「関ヶ原」(2016年)ドラマ「透明なゆりかご」(2018年)など。 スーマー (SUEMARR) ミュージシャン。ギターとバンジョーを抱えて様々な処へ出向き、弾き語る。自作曲は元より、カヴァー曲もまるで自分の歌のように大切に歌い継ぐ。2014年7⽉、初のフルアルバム『ミンストレル』を発表。収録曲から8曲が安倍夜郎・原作のドラマと映画『深夜⾷堂』の挿⼊歌・エンディングソング等で使⽤されている。アナログ盤で先⾏発売して売切となっていたセカンドアルバム『泥⽔は揺れる』を2017年1⽉にCDで発売。自ら発行する⽉刊紙「寒弾(KANBIKI)」は11年目に入った。 オフィシャルウェブサイト:https://suemarr.com/ |
■学芸員とみる証言映像「駆逐艦雪風に乗った海軍特別年少兵」■
日時:8月10日(日) 14:00~ (60分)
駆逐艦雪風の元乗組員である故・西﨑信夫さんの語り部証言映像を観ながら、当館学芸員がその要点や歴史的背景などを解説します。

■語り部家族とみる証言映像「満蒙開拓青少年義勇軍からシベリアへ」■
日時:8月16日(土) 14:00~ (60分)(本編33分)
抑留体験者の故・成田富男さんの証言映像を上映します。上映後、ご家族と学芸員によるアフタートークがあります。

みんなでチャレンジ!夏休み自由研究
■特別展示「絵でみる兵士・抑留者・引揚者」■
期間:7月19日(土)~8月31日(日) 会場:常設展示室
常設展示室にミニパネルを設置します。漫画・イラストを見ながら、楽しく学んでみましょう。


■ワークショップ「こども記者になって新聞をつくろう」■
日時:8月2日(土)/3日(日) 10:00~16:30
展示をみて、調べたことを記事にして、自分だけの新聞をつくるワークショップです。
学芸員によるこどものための展示ガイドツアーも開催します。(各日11:00~/14:00~、40分)
※「おうちでつくる新聞づくりキット」やワークシートを館内で無料配布しております。夏休みイベントの期間中(7月19日~8月31日)は、いつでもお持ち帰りいただけます。

企画展「苦難の道程 朝鮮引揚げの記憶と記録」関連講演
当館で開催中の企画展に関連したテーマを、各研究分野の専門家がそれぞれの視点から講演します。
■「マッカーサーと朝鮮」増田弘■
7月26日(土) 14:00~(60分)
■「朝鮮半島からの帰還と引揚援護」加藤聖文■
8月24日(日) 14:00~(60分)


増田弘(ますだ ひろし) 立正大学名誉教授、帰還者たちの記憶ミュージアム館長。専門は日本政治外交史。 加藤聖文(かとう きよふみ) 駒澤大学文学部歴史学科教授。専門は日本近現代史・東アジア国際関係史・アーカイブズ(歴史記録)学。 |
映画上映会
戦争と平和にまつわる話題作やドキュメンタリー作品を、ビデオシアターで上映します。
◆各作品の詳細についてはこちら。
※当ページで紹介した作品以外にも、毎日上映を行います。詳しくはビデオシアター上映予定をご確認ください。


©2022映画『ラーゲリより愛を込めて』製作委員会 ©1989清水香子
日にち | イベント名称・上映作品(所要時間) | 開始時間 |
---|---|---|
7月19日(土) | 映画上映会「風が吹くとき」(84分) | 11:00、14:00 |
7月20日(日) | 体験者による語り部お話し会[ライブ中継](60分) | 14:00 |
7月21日(月・祝) | 映画上映会「風が吹くとき」(84分) | 11:00、14:00 |
7月26日(土) | 企画展関連講演「マッカーサーと朝鮮」(60分) | 14:00 |
7月27日(日) | 映画上映会「北の桜守」(126分) | 11:00、14:00 |
8月2日(土)、3日(日) | 夏休み自由研究「こども記者になって新聞をつくろう」 | 10:00~16:30 |
8月9日(土) | 亡き父の証言を朗読「戦争に奪われた青春~少年兵のシベリア抑留体験」(60分) | 14:00 |
8月10日(日) | 学芸員とみる証言映像「駆逐艦雪風に乗った海軍特別年少兵」(60分) | 14:00 |
8月11日(月・祝) | 体験者による語り部お話し会[ライブ中継](60分) | 14:00 |
8月12日(火) | 映画上映会「はじめ嬉しく、あと悲し 十代の若ものたち、青春の軌跡」(94分) | 11:00、14:00 |
8月13日(水) | 映画上映会「嗚呼 満蒙開拓団」(120分) | 11:00、14:00 |
8月14日(木) | 映画上映会「葛根廟事件の証言」(74分) | 11:00、14:00 |
8月15日(金) | 映画上映会「葫蘆島大遣返 日本人難民105万人引揚げの記録」(102分) | 10:00、14:00 |
8月16日(土) | 語り部家族とみる証言映像「満蒙開拓青少年義勇軍からシベリアへ」(60分) | 14:00 |
8月17日(日)、23日(土) | 一人芝居「花模様の着物を着て逝った芳子」(40分) | 14:00 |
8月24日(日) | 企画展関連講演「朝鮮半島からの帰還と引揚援護」(60分) | 14:00 |
8月30日(土)、31日(日) | 映画上映会「ラーゲリより愛を込めて」(134分) | 11:00、14:00 |