大島満吉(おおしままんきち)さん 引揚体験者


「終戦前日の悲劇・かっこんびょう事件」

  ● 3月16日(土) 14:00~ (約60分)

終戦の前日、満州の葛根廟でソ連軍の攻撃を受け、1,000 名以上の民間の日本人が虐殺された事件。
その生存者が、壮絶な体験を語ります。

*同日11:00上映
「葛根廟事件の証言」に出演

■■プロフィール■■
昭和10(1935)年12月、群馬県生まれ。
昭和13(1938)年、先に満州(現・中国東北部)で働いていた父に呼ばれ、母、兄とともに満州へ渡る。
昭和20(1945)年、ソ連軍侵攻のため集団避難の途中、8月14日、葛根廟事件に遭遇。
同年9月末、家族で新京(現・長春)に移動。
昭和21(1946)年10月、葫蘆島から福岡県の博多港に引揚げ。

西崎信夫(にしざきのぶお)さん 元兵士


「駆逐艦雪風に乗った海軍特別年少兵」
  ● 3月17日(日) 14:00~ (約60分)

15歳で海軍特別少年兵に志願。
駆逐艦雪風の乗組員として、戦艦大和の沈没を目撃し、自らも負傷しながら生存者の救出に当たった体験を語ります。

■■プロフィール■■
昭和2(1927)年1月、三重県生まれ。
昭和17(1942)年9月、海軍特別年少兵の第1期生として、広島県の大竹海兵団に入団。
昭和18(1943)年9月、横須賀の海軍水雷学校に入校し、繰上げ卒業。
11月、呉軍港にいた駆逐艦雪風の魚雷発射管射手として配属される。
昭和19(1944)年、マリアナ沖海戦やレイテ沖海戦に参加。
昭和20(1945)年、沖縄水上特攻では、戦艦大和の護衛として従う。大和が沈没する中、生存者らを救助する。
終戦後、引揚船として使われた雪風に再び乗務し、海外引揚業務に従事する。
昭和22(1947)年10月、復員。

近田明良(ちかだあきよし)さん 抑留体験者


都合により出演者が西倉勝さんに変更になりました。

「酷寒のコムソモリスクでの抑留生活」
  ● 3月23日(土) 14:00~ (約60分)

昭和20(1945)年に19歳で召集され、朝鮮北部とソ連との国境付近に配属された兵士。終戦後に抑留されたシベリアで待っていたのは、ノルマに追われる労働の日々でした。

■■プロフィール■■
大正14(1925)年5月、新潟県生まれ。
昭和20(1945)年1月に現役兵として出征、朝鮮北部とソ連との国境付近に配属される。
終戦後、ソ連軍により武装解除され、コムソモリスクで抑留生活を送る。
抑留中、土木工事、製材工場、伐採作業、住宅建設、農作業等、様々な労働に従事。
昭和23(1948)年7月、ナホトカから京都府の舞鶴港に復員。

大矢東(おおやあずま)さん 元兵士


「満州東寧での戦闘と冬山での逃避行」
  ● 3月30日(日) 14:00~ (約60分)

ソ連軍との戦闘に参加したのち、終戦を知らされないまま、半年以上に渡る逃避行を続けた体験を語ります。

■■プロフィール■■
大正13(1924)年11月、神奈川県生まれ。 昭和19(1944)年9月、繰上げ徴兵により満州(現・中国東北部)・東寧の第1国境守備隊に入隊。
昭和20(1945)年3月、下士官候補学校砲兵科に入り、東寧の砲兵陣地に配属される。
8月9日のソ連軍の侵攻を受け、戦闘を繰り返し、食料を探しながら逃避行を続ける。
昭和21(1946)年5月、逃避行中、八路軍(中国共産党軍)に捕まり、この時初めて終戦を知る。
9月、葫蘆島から長崎県の佐世保港に復員。

平和祈念展示資料館 (総務省委託)