昭和20(1945)年8月9日、突然、ソ連軍が満州(現・中国東北部)などへと侵攻し、そこにいた多くの日本人は大混乱に陥ります。軍人・軍属を中心とした約57万5千人が、シベリアを始めとする旧ソ連やモンゴルなどに抑留され、酷寒の地で乏しい食糧と劣悪な生活環境の中、過酷な労働に従事させられました。
また、民間人である女性や子ども、老人は、身に危険が迫る過酷な状況をくぐり抜け、全財産を失ったり、肉親や友人を亡くしたりしながら、ほとんど着の身着のままで、日本への船が出る港まで移動しなくてはなりませんでした。
多くの抑留・引揚げの体験者が、「何としても生きて帰国を」
とガマンにガマンを重ねた経験を、マンガとして描き残しています。様々なタッチで分かりやすく描かれているマンガから戦後のガマンの一端を知ることができます。

日 時平成29年9月21日(木)~27日(水)
10:00~19:00
会 場九段生涯学習館 2階 九段ギャラリー
東京都千代田区九段南1-5-10 ‎
入場料無料
後 援千代田区
協 力昭和館/しょうけい館

■■ギャラリートーク■■
子ども時代に満州からの引揚げを体験した漫画家・北見けんいちさんをお迎えして、ギャラリートークを実施します。学芸員が、展示の見どころや作品にまつわるエピソードを紹介します。
日時:9月23日(土・祝)  14:00~(約40分)

■■昭和館・しょうけい館との連携企画■■
今回の特別展示に合わせて、同じ九段下エリアにある昭和館・しょうけい館で関連した企画を行います。
昭和館ではニュースシアター(1階)での抑留・引揚げに関するニュース映画などの上映のほか、図書室(4 階)では、関連書籍の紹介コーナーを設置します。
しょうけい館では抑留中の労働での受傷や発症した方に関する証言映像の上映のほか、体験者の関連図書を
1階の図書閲覧室で紹介します。

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上田トシコ《ブローカー市で着物は売れた》
上河邉長《怨念 今日もまた逝く兵》