76年前に終結した戦争、そこにも疫病との闘いがありました。

国のために家族を残して戦地へと向かった兵士。終戦後、ソ連に強制連行されたシベリア抑留者と、着の身着のままで日本を目指した海外からの引揚者。過酷な軍隊生活、抑留生活、避難生活で憔悴しきった彼らを襲ったのは、銃弾や飢餓だけではありません。多くの人たちが“疫病”という見えざる敵に侵され、異国の地で苦しみながらも祖国に辿り着きました。
本企画展では、戦争と疫病がもたらした禍難を資料や絵画、写真とともに振り返ります。

◆チラシPDF版は こちら

日 時2021年6月1日(火)~9月5日(日)
9:30~17:30 (入館は17:00まで)
休館日:毎週月曜日(ただし8月9日は開館)、8月10日(火)、8月22日(日)
会 場平和祈念展示資料館 企画展示コーナー
満州の陸軍病院で使用されていた注射器とアンプル剤
発疹チフス等の予防接種証明書
立花信男《赤痢で入院》
マスクを着用し引揚港を目指す人々(三宅一美撮影)

平和祈念展示資料館 (総務省委託)