今回の企画展では、満州からの引揚者である岩田ツジ江さんが、絵と詩で綴った「満洲さよなら」と「おもいでのきろく」を紹介します。作品には詩が添えられており、特に女性や子どもの姿を中心とした引揚げの鮮明な記憶が描かれています。
女性ならではの視点で、ハルビンでの生活や、日本の敗戦とソ連軍の侵攻で動揺する人々の姿、75日間にわたるハルビンから佐世保への引揚げの様子が綴られています。

日 時平成28年9月27日(火) ~29年1月22日(日)
9:30~17:30 (入館は17:00まで)

休館日:10月24日(月)、11月28日(月)
12月26日(月)、12月28日(水)~1月4日(水)
会 場平和祈念展示資料館 企画展示コーナー

◎会期を前期と後期に分け、一部展示替えを行います。
■前期:9月27日(火)~ 11月27日(日)
■後期:11月29日(火)~ 1月22日(日)

関連イベント


開催日:10月16日(日)、11月20日(日)、12月18日(日)、平成29年1月15日(日)

■ギャラリートーク■
学芸員による展示解説を行います。
企画展の見どころや、展示資料にまつわるエピソードを紹介します。
いずれも13:00~(約30分)
会 場:平和祈念展示資料館 企画展示コーナー

■引揚体験者による語り部お話し会■
引揚体験者が、自らの引揚体験を語ります。
いずれも14:00 ~(約 60分)
会 場:平和祈念展示資料館 ビデオシアター

《黒竜江省のハルビンから
長崎県の佐世保までの引揚地図》(通期)
《昭和21年7月27日~31日の間
ハルビン駅構内のフラット車の下で出発を待つ》(前期)
《昭和21年8月3日頃吉林駅への路線切断のため
麓から13時間かかり登頂》(前期)
《ハルビン風景(1)
松花江沿岸で洗濯する婦人》(前期)
《昭和21年8月1日引揚列車出発を知り、
見送りの満人の姿もあった》(後期)
《引揚げ船の中で
「幼児二人を駅のベンチに置き去りにした」
と語る母親》(後期)
平和祈念展示資料館 (総務省委託)