戦後80年の節目を迎えた本年、帰還者たちの記憶ミュージアムでは開館25周年を記念したシンポジウムを開催いたします。南方に従軍した将兵の生と死のかたちをさまざまな角度から捉え、置き去りにされた記憶を戦時中から現在につながる流れの中で見つめます。
◆チラシPDF版はこちら
日 時 | 2025年11月29日(土) 13:30~16:30(開場 13:00) |
料 金 | 無料(要事前申込) |
会 場 | 新宿住友スカイルーム Room5+6 (東京都新宿区西新宿 2-6-1 新宿住友ビル 47 階) |
定 員 | 150名 |
参加申込み方法 ※下記のいずれかの方法で事前にお申し込みください。シンポジウム事務局より参加証をお送りします。入場の際は参加証をご提示ください。 ※応募者多数の場合は抽選となります。シンポジウム開催の2週間前までに抽選結果をご連絡します。 ※お預かりしました個人情報は当館が責任をもって管理し、シンポジウムのご連絡以外の目的には利用いたしません。 ◆シンポジウム参加申込みフォーム こちらよりお申し込みください。 ◆葉書またはメールによる申込み ①郵便番号・住所 ②参加者の氏名・年齢 ③電話番号 ④同伴者の氏名・年齢(1名まで、不在の場合は記載不要) ⑤車椅子利用の有無をご記入のうえ、下記の宛先にお送りください。 宛先 〒164-0011 東京都中野区中央2-37-6 第7新栄ビル2階 帰還者たちの記憶ミュージアム(平和祈念展示資料館)シンポジウム事務局 メール宛先 sympo2025☆heiwakinen-event.jp (☆を@に変えて送信してください) 2025年11月4日(火)必着 |
本シンポジウムに関するお問い合わせ先 帰還者たちの記憶ミュージアム(平和祈念展示資料館) 電話 03-5323-8709 FAX 03-5323-8714 e-mail info☆heiwakinen.jp (☆を@に変えて送信してください) |
プログラム・登壇者
■第1部 トークセッション「戦場の記憶、戦後の記憶」 (13:35~14:50)
南方での激戦から敗戦、降伏後の南方抑留と残留日本兵、戦後の戦没者遺骨収集の事例などを3人の専門家がそれぞれの研究分野から論じます。

浜井 和史 (はまい かずふみ)
帝京大学教育学部教育文化学科教授。専門は日本近現代史、日本外交史。著書に『戦没者遺骨収集と戦後日本』(吉川弘文館)、『海外戦没者の戦後史―遺骨帰還と慰霊』(吉川弘文館)、編著に『復員関係史料集成』全12巻(ゆまに書房、2009-2010年)など。

林 英一(はやし えいいち)
二松学舎大学文学部歴史文化学科准教授。専門は日本・東南アジア関係史。著書に『残留日本兵 アジアに生きた一万人の戦後』(中公新書)、『南方抑留 日本軍兵士、もう一つの悲劇 』(新潮選書)など。

増田 弘(ますだ ひろし)
立正大学名誉教授、平和祈念展示資料館館長。専門は日本政治外交史。著書に『政治家・石橋湛山研究 リベラル保守政治家の軌跡』(東洋経済新報社)、『南方からの帰還 日本軍兵士の抑留と復員』(慶應義塾大学出版会)、『マッカーサー フィリピン統治から日本占領へ』(中央公論新社)、『大日本帝国の崩壊と引揚・復員』(編著、慶應義塾大学出版会)など。
※第1部と第2部の間に15分の休憩が入ります。
■第2部 トークセッション「映画『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』ができるまで」(15:05~16:25)
12月5日公開(配給:東映)の『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』漫画原作者であり本作の共同脚本を務めた武田一義と石川啓プロデューサーは、この物語とどのように向き合い作品を完成させたのか。戦後生まれのクリエイターが捉えた戦争の記憶の継承について探ります。


武田 一義(たけだ かずよし)
1975 年 8 月 19 日、北海道生まれ。28 歳の時に漫画家を目指して上京。
2010 年に精巣腫瘍と診断され、治療体験をつづった「さよならタマちゃん」を 2012 年から漫画誌に連載。「ペリリュー ―楽園のゲルニカ―」は読み切りを経て 2016 ~2021 年まで「ヤングアニマル」(白泉社)で連載され、外伝が今年完結した。2017 年に日本漫画家協会賞優秀賞受賞。
石川 啓(いしかわ ひろむ)
東映株式会社IP・アニメ開発部所属。2008年入社後、テレビ部にて「スーパー戦隊シリーズ」や「仮面ライダー」のプロデュース業務を経て、2017年に映画部門に移り、アニメプロデューサーとして従事。『劇場版七つの大罪 光に呪わされし者たち』、『ブルーサーマル』等に参加。
ほか