2000年に開館した帰還者たちの記憶ミュージアム(平和祈念展示資料館)は、さきの大戦における兵士、戦後強制抑留者(シベリア抑留者)、海外からの引揚者に関する資料を中心に、戦争に関する約3万点の資料を収集してきました。
 ともすれば散逸し、失われていたかもしれないこれらの資料が、戦後80年以上の歳月を経て存在していることは、それ自体がひとつの奇跡であり、そこには膨大な歴史の記憶が凝縮されています。個々の資料には、それぞれの歴史的文脈が存在するはずですが、展示スペースの問題や、調査研究上の課題により、私たちはまだ、その奥底にある事実を十分に引き出し切れてはいません。
 本展では、こうした課題と向き合う一歩として、これまで収集してきた資料を手掛かりに、戦争体験者と家族の物語を紐解きます。戦後、体験者の生きた証を、親から子、そして孫へと大切に保管し語り継いできた家族こそ、戦争体験における最初の「継承の担い手」でした。昭和100年となる今日、家族の物語は、ミュージアムを通して社会の記憶へと変容を遂げつつあります。形あるものとそれに付随する記憶は、私たちに何を語りかけるのか、その声に耳を傾けます。

◆チラシPDF版はこちら

日 時 2026年9月29日(火)~2027年1月11日(月・祝)
前期:9月29日(火)~11月15日(日)
後期:11月17日(火)~1月11日(月・祝)
9:30~17:30 (入館は17:00まで)
休館日:毎週月曜日、10月13日(火)、11月24日(火)、年末年始(12月28日~1月4日)
※10月12日(月・祝)、11月23日(月・祝)、1月11日(月・祝)は開館
会 場 帰還者たちの記憶ミュージアム 企画展示コーナー

期間中のイベント (参加無料・予約不要)

※都合によりプログラムが変更になる場合がございます。先着入場順で満席になり次第、ご案内を終了いたします。


■学芸員によるギャラリートーク■ 
10月10日(土)、 11月8日(日)、12月12日(土)
各日13:00~(約40分)


■定期語り部お話し会■ 
10月18日(日)、11月15日(日)、12月20日(日)
各日14:00~(約60分)
※詳細は定期語り部お話し会ページをご確認ください。


■映画上映会■  (各日11:00~ 、14:00~)

10月10日(土) 『異国の丘』(1949年製作/91分)
監督:渡辺邦男 出演 : 上原謙、花井蘭子
©国際放映株式会社

10月11日(日) 『ラーゲリより愛を込めて』(2022年製作/134分)
監督:瀬々敬久  出演:二宮和也、北川景子、松坂桃李、中島健人、寺尾聰
©2022映画「ラーゲリより愛を込めて」製作委員会 ©1989清水香子

10月12日(月・祝) 『父と暮せば』(2004年製作/99分)
監督:黒木和雄 出演:宮沢りえ、原田芳雄、浅野忠信
©2004「父と暮せば」パートナーズ

11月21日(土) 『大日向村の46年 満州移民・その後の人々』(1985年製作/155分)
監督 : 山本常夫 製作 : グループ現代

11月22日(日) 『私の父もそこにいた~証言によるベトナム残留日本兵の存在~』(2018年製作/40分)
監督・脚本:佐山剛勇 制作・著作:私の父もそこにいた製作委員会

11月23日(月・祝) 『父と家族と わたしのこと』(2026年製作/127分)
撮影・監督・制作:島田陽磨 製作:日本電波ニュース社

太平洋の激戦地で戦ったアメリカ軍兵士が保管していた寄せ書きの日の丸
シベリア抑留者がソ連兵に手渡した家族の写真
子どもだけで日本へ引き揚げる幼い兄弟を案じて両親が持たせたお守り
ハルビンに暮らした引揚者家族が
日本へ持ち帰った魔法瓶

平和祈念展示資料館 (総務省委託)