かつて、多くの女性たちが大陸へと渡りました。新天地に希望を託し、開拓団員の妻となるべく「大陸の花嫁」として。あるいは、負傷兵を救う使命を帯びた「従軍看護婦」として。
しかし敗戦により、彼女たちの運命は暗転します。ソ連領内への抑留、中国での留用、収容所での避難民生活など、異国の地で残留を余儀なくされ、苦渋に満ちた戦後を生きることになりました。
本展では、彼女たちが歩んだ帰還までの過酷な道のりとその後を取り上げます。いつの時代も戦争は、直接的な暴力にとどまらず、社会に潜在する格差や序列、差別といった「構造的な暴力」を噴出させてきました。
昭和1 0 0年を迎える今、戦争の時代を生きた女性たちの声なき声を拾いあつめ、幾多の暴力に抗い生き抜こうとしたその生命の尊厳を、現代にも通じる普遍的なテーマとして見つめます。
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| 日 時 | 2026年6月30日(火)~9月27日(日) 9:30~17:30 (入館は17:00まで) 休館日:毎週月曜日(祝日の場合は開館)、7月21日(火)、9月24日(木) |
| 会 場 | 帰還者たちの記憶ミュージアム 企画展示コーナー |
関連イベント (参加無料・予約不要)
※都合によりプログラムが変更になる場合がございます。先着入場順で満席になり次第、ご案内を終了いたします。
■一人芝居■
満洲(現・中国東北部)からの引揚げを体験された女性の手記を基にした一人芝居を上演します。
「生き地獄から戻った私!」
7月19日(日) 14:00~(約40分)
出演:瀬田ひろ美(劇団キンダースペース) 演出:原田一樹(劇団キンダースペース)
原作:苗村富子(労基体験手記『平和の礎』所収)
「花模様の着物を着て逝った芳子」
7月20日(月・祝) 14:00~(約40分)
出演: 榊原奈緒子(劇団キンダースペース) 演出: 原田一樹(劇団キンダースペース)
原作: 大島一恵(労苦体験手記『平和の礎』所収)
■上映、トークイベント■ トークイベントの前後に映像の上映を行います。(各日①11:00~ ②15:15~)
トークイベント「尊厳をかけて証言を残した女性たち」松原文枝 (映画「黒川の女たち」監督)
7月25日(土) 14:00~(約60分)
引揚げ時の「史実」を次世代へ繋ぐために証言を決意した女性たちが、いかにして尊厳を回復していったのかなど、記録者としての松原氏の視点を伺います。
| 上映作品「黒川の女たち」(99分) 監督:松原文枝 語り:大竹しのぶ 配給:太秦 2025年 ©テレビ朝日 |
トークイベント「忘れえぬ人たち~「残留婦人」との出会いから~」神田さち子(俳優)
8月23日(日) 14:00~(約60分)
1996年の初演以来、中国残留婦人の生涯を描くひとり芝居『帰ってきたおばあさん』を200回以上演じ続けてきた軌跡をたどり、この芝居にかけた想いなどを伺います。
| 上映作品「神田さち子ひとり芝居~帰ってきたおばあさん~」(95分) 主演:神田さち子 演出・上演台本:杉山義法 原作:良永勢伊子 [2005年9月銀座博品館劇場収録] ©神田さち子後援会 |
■講演会■
「満蒙開拓の史実と記憶の継承」寺沢秀文(満蒙開拓平和記念館館長)
9月6日(日) 14:00~(約60分)
長野県阿智村の満蒙開拓平和記念館館長が登壇し、開拓団員が辿った過酷な道のりや、帰国後も続いた苦労について語ります。
■学芸員によるギャラリートーク■
7月18日(日)、 8月22日(土)、9月20日(日)各日13:00~(約30分)

















