水彩画とは、広い意味では「水溶性の絵の具を用いて描いた絵」を指します。その中でも特に多くの人々に親しまれているのが、透き通る柔らかい色合いが特徴的な「透明水彩」です。誰もが気軽に始められるこの画材を使った作品は、帰還者たちの記憶ミュージアムにも多数所蔵されています。
 本展では、当館が所蔵する水彩画の中から「シベリア抑留者(戦後強制抑留者)」が描いた作品を紹介します。戦争が終結したにもかかわらず、シベリアを始めとする旧ソ連やモンゴルなどの酷寒の地において、乏しい食糧と劣悪な生活環境の中で過酷な強制労働に従事させられたシベリア抑留者たち。ある者は厳しい収容所生活のささやかな余暇として、水彩画を嗜みました。またある者は自らの過酷な体験を伝えるため、帰国後に絵筆をとり水彩画を描きました。彼らが残した作品の数々は、私たちに何を語りかけてくるのでしょうか。

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作品をよく知るための2つの鑑賞ガイド


予約不要、参加者には記念品をさしあげます。
※参加者多数の場合は人数制限を行うことがあります。

■おしゃべり鑑賞会 with 二松学舎大学林英一ゼミナール■
2月7日(土)、11日(水・祝)、15日(日) 各日11時開始(30分)
学芸員と歴史学を専攻する学生と一緒に、対話を交えて作品を鑑賞します。
■学芸員によるギャラリートーク■
2月8日(日)、14日(土)、15日(日) 各日14時開始(30分)
展示の見どころを学芸員が語ります。

昭和館・しょうけい館との連携企画


九段生涯学習館に近接している昭和館、しょうけい館では、この特別展と連携した企画を実施します。

【昭和館】
ニュースシアターで関連する映像の上映を行うほか、図書室で関連図書を紹介します。
※2月9日(月)休館。2月8日(日)まで常設展示室はお休みです。 
昭和館の情報はこちら

【しょうけい館】
戦傷病者の証言映像を上映するほか、関連図書を図書室で紹介します。
※2月9日(月)休館
しょうけい館の情報はこちら
「吹雪のなか労働へ向かう」早田貫一
「虜囚列車」勝山俊一
「伐採」田中武一郎
「親子像」古田卓造

平和祈念展示資料館 (総務省委託)